こんにちは、ましです!
・元地方銀行員。主に法人営業を担当し、約8年勤務後に転職。
・地銀では、支店・本部両方での勤務を経験。
・現在は医療法人グループ内の介護施設の事務員として勤務。
ブログでは主に地方銀行、転職活動、介護業界関連について発信します。
地方銀行での勤務経験をもとに、「銀行のノルマとはどんなものか」をお伝えします。
ちなみに、私の転職理由の一つに「ノルマのきつさ」があったことは否定できません。
ノルマとは?
私が勤めていた銀行では、「目標」という名の「ノルマ」がありました。
「目標」は会社の営業方針によって複数の項目に細かく分けられ、それを半年や1年という期間に獲得していくことが求められます。
就活時期の会社説明会などでは、「あくまで目標で、達成できなくてもクビになったりしないので、ご安心ください。」と人事担当から説明されます。
そんな甘い言葉に安心し、内定をもらった際にはエリートバンカーを夢見て、入行を決意します。
ノルマと人事評価について
入行して研修期間終了後、いざ営業担当となり「目標」が担当者に振られると、状況が一変します。
営業担当になれば、各個人に目標が振られるため、目標を達成するための行動を日々求められます。
私が勤務していた銀行では、人事評価は主に9月末と3月末の営業成績をもとに評価されます。
「営業成績≒自分の昇格・給与」となってくるため、昇格を諦めている職員以外は必死に働きます。
ノルマの量について
ノルマの項目は、
・新規取引先との融資取引開始の件数
・投資信託や保険などの預かり資産販売額
・クレジットカードの申し込み件数
・提携先へのビジネスマッチング・リース取引の獲得
・役務手数料(シンジケートローン、M&A等の取引に関わる手数料)の獲得
など多くの項目がありました。
営業成績に関わるノルマの量は自分で掲げるものではなく、本部指示のもと各支店や各部署に振り分けられ、さらに担当者個人に割り振られるというものでした。
ノルマは複数の項目に渡り、半期中に計画的にこなして、運も味方につけて、
やっと達成できるかどうかというほど、量も多くありました。
目標は支店や部署で連帯責任となっており、自分が未達であれば同僚や直属の同僚に迷惑をかけてしまうという仕組みになっており、それもプレッシャーでした。
未達であれば、職場の居心地が悪いという感覚になります。
さらにノルマは半期毎にリセットされ、大幅に達成したとしても、次の期がくればゼロになってしまいます。
新しい期はゼロからのスタートになるため、心機一転するとともに、「ノルマに追われる生活をいつまで続けなければいけないんだ」という虚無感に襲われます。
支店長になろうが、役員になろうが、毎期・毎年追っていく数字は存在しており、「退職するまでエンドレスな営業地獄」という考えをもったことを記憶しています。
まとめ
ノルマの人事評価は密接にリンクしており、ノルマの達成=人事評価を上げる近道 となります。
体感的には9割方、営業成績で人事評価が決まる雰囲気がありました。
あとは評価者である支店長や部署長などとの関係性が重要です。
次の記事では、ノルマが私の精神面に与えた影響について書きました。
↓以下の記事は、私が転職活動の際に行ったことのまとめです。
転職活動の進め方が分からないという方は、参考にご覧ください。
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