・元銀行員 法人営業一筋 8年勤務後、転職
・現在は医療法人グループ内の介護施設の事務員として勤務
ブログでは主に地方銀行、転職活動、介護業界関連について自分の考えを発信していきます。
「転職活動をしたいけど、何から始めればよいか分からない」
「転職サイトや求人情報はたくさんあるけど、何を基準に決めたら良いの?」
このようなお悩みを持っている方も多いかと思います。
私も転職活動をしましたが、自分に自信も、コネやヘッドハンティングもあるわけでもなく、転職活動をしようと思った当初は、何から始めれば良いかわからずに途方にくれました。
そこで私が、ゼロから始めた「転職活動の進め方」について紹介します。
記事を読んで頂ければ、転職活動の際の軸の決め方・職務経歴書の作成・転職サイト選び・面接対策・内定後の注意点といった転職活動の流れをご理解頂けると思います。
紹介する方法が正解かは分かりませんが、一つの参考になれば幸いです。
自分の価値観の確認
判断基準を固める
まず、自分の価値観の確認を行い、転職活動における判断基準を固めます。
就職活動の際に「自己分析」を行っている方も多いと思いますが、実際に働いた後に行うことで、鮮明に見えてくるものがあります。
ネット上を見れば転職サイト・求人情報など多くの情報が飛び交っており、やみくもに探すと迷ってしまいます。
そこで、事前準備として自分の価値観を再確認して、それに合った情報を集めていきます。
自分の価値観に合った情報を集めていく方が、多くの情報を見極めるにしても効率が良いかと思います。
「自分の価値観」とは
といったことで、それを言語化していきます。
価値観の言語化のために私が行ったこと
ということです。
価値観を固めるために、オススメの本
※参考にする書籍としては、他の記事、「転職の際に参考した本 3選」の中で紹介した、「科学的な適職」がオススメです。
読み進めて作業することで、自分の価値観が分かります。
潜在的に感じていることが言語化されることで、「スッキリ感」が得られ、転職活動中も自分の価値観についてはあまり迷わずに進めることが出来ます。
価値観の言語化は時間のかかる作業にはなりますが、転職後においても、自己肯定感やメンタル面の安定につながり、役に立っていると感じるため、実行することをオススメします。
「誰に何を言われても動じない、しなやかなメンタル」の獲得につながります。
価値観が理解できたあとに、「転職しない」という結論が出れば、それはそれで自己理解につながることであり、良いことなのではないかと考えます。
転職先選びの条件検討
自分の価値観の理解をした後、初めて転職先選びの条件について考えます。
自分の価値観を理解すれば、転職先選びの条件はほとんど考えられている状態になっていると思います。
転職先選びの主な条件
などがあります。
条件決定後の注意点
条件面の検討では、自分の求める条件が決まったら、家族がいる方であれば家族に相談することが良いかと思います。
転職は家族の生活も変えてしまう可能性も大いにあり、家族の意見については無視できない大きなハードルです。
私も転職活動時にはすでに結婚しており、妻の意見は避けられない重要事項でした。
この時点で条件面について相談しておくことにより、内定後の家族の反対による、「残念な辞退」は最小限に防げるのではないでしょうか。
履歴書・職務経歴書の作成
履歴書・職務経歴書の作成時にオススメの本
履歴書・職務経歴書の作成方法については、「転職の際に参考した本 3選」の中で紹介した、「転職と副業のかけ算」という書籍が参考になりました。
「転職と副業のかけ算」のなかで、《企業に刺さる「戦略的職務経歴書」の書き方》という部分があり、自分を売り込み、面接まで見据えた職務経歴書経歴書の書き方がレクチャーされています。
企業が求職者を知るために、求職者はどうやって経歴書を準備したら良いかが書かれており、非常に参考になりました。
今後、私が転職活動をすることになっても、再度振り返りたい思える内容でした。
詳細については、書籍を参照頂ければと思います。
転職サイト登録・情報収集
転職情報サイトには、自分の価値観・(家族の意向も含めた)転職先の条件が固まったあとに登録しました。
オススメの転職サイト一覧
転職サイトは、業界やクラス別に特化した転職サイトも多くありますので、こだわりがある方は、特化型の転職サイトを活用するのも一つの手かと思います。
転職情報サイトはたくさんありますが、複数登録しておいて損はないかと思います。
情報が溢れて迷ってしまうこともあるかと思いますが、当初に考えた、「自分の価値観」に沿って取捨選択していきます。
転職エージェントの活用方法
転職エージェントの有効活用について
転職エージェントのサイトに登録すると、自分の希望に沿った求人情報を中心に紹介され、希望条件のすり合わせ等の面談の申し込みが入ります。
転職エージェントは、自分に合うと思われる転職先を紹介してくれるのはもちろん、書類添削や面接対策を行ってくれるので、必要な部分は活用するべきかと思います。
面接対策では、自分では深堀りできていない部分など、第三者の目線から指摘がもらえるので、有効活用できます。
転職エージェント活用時の注意点
転職エージェントは親身になって相談は受けてくれますが、注意点があります。
転職エージェントのビジネスモデルとすると、求職者の入社が決まって規定の日数を勤務して初めて報酬が発生します。
転職エージェントは求職者が入社したら報酬を得ることになるので、薦められるがままに会社を選ぶことはオススメできません。
転職エージェントはうまく活用しつつ、最終決定は自身で判断して進めることが大切です。
面接対策
一般的な面接対策のノウハウを学ぶ
私は、面接対策として転職サイトdodaの面接対策のページを活用しました。
以下のページでは、一般的な面接対策のノウハウが紹介されており、参考になりました。
面接対策でオススメの本
また、自分の価値観に関する質問については、「転職の際に参考した本 3選」で紹介した「メモの魔力」の巻末付録、「自己分析1000問」に回答しておくことで準備しました。
※面接時によく言われたフィードバックなどは「【地銀からの転職】面接時のフィードバック内容・失敗談 3選」にまとめてありますので、ぜひご覧ください。
転職軸の再考
転職活動の選考を進めていくなかで、見えてくるものがある場合には、転職軸の再考をしても良いのではないかと思います。
私は転職活動の当初、今後の金融業界で注目されるであろうFinTech(フィンテック)に関わるベンチャー企業の選考も受けていました。
しかし面接の中で、ストレス耐性を問うものや、長時間の勤務に対して耐えられるかといった質問が多く、私の思っていた以上のハードさが垣間見られたので、ベンチャー企業の軸は外しました。
このように、選考中であっても、感じたことがあれば、柔軟に考えを変えていくことも必要かと思います。
内定後の注意点
選考を進める中で、ご縁があれば、晴れて「内定」を獲得できることと思います。
内定後の注意点とすると、内定承諾の回答期限を決められる場合が多いことです。
条件面のすり合わせを事前に家族としておかないと、せっかく内定したのに、回答の先延ばしや、辞退といったことになりかねません。
選考が進んで内定の見込みが見られる場合には、事前に家族と相談を行っておくことを推奨します。
私は運よく2社から内定を頂くことが出来て、少し余裕を持って入社する会社を選ぶことが出来ました。
銀行時代と比べると年収こそ下がりましたが、それ以外の点では満足しており、生活に余裕が生まれました。
銀行退職後のメンタル面については、「銀行を退職して良かったこと 3選」にまとめてありますので、ぜひご覧ください。
まとめ
記事の中で、私の転職活動の進め方について紹介させて頂きました。
私は転職先とすると、ハイクラスの転職でもなんでもないですが、転職活動において自分の価値観を改めて確認し、今後どうやって生きていきたいかを見つめ直せたことはとても有意義でした。
転職活動の成功・失敗の基準は人それぞれですので、「自分の生きたいように生きる」ことが実現できれば、それはそれで良いのではないでしょうか。
この記事が、読んで頂いた方の自己実現の一助になれば嬉しいです。
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